大栗博司主任研究員、アメリカ芸術科学アカデミー会員に選ばれる

2016年4月26日
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)

 

2016年4月20日、アメリカ芸術科学アカデミー (The American Academy of Arts and Sciences) は213名の新しい会員を発表し、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) 主任研究員の大栗博司(おおぐりひろし)カリフォルニア工科大学教授が会員に選出されました。

アメリカ芸術科学アカデミーは1780年に創設された米国最古の学会のひとつで、歴代の会員には米国初代大統領ジョージ・ワシントン、科学者・政治家として高名なベンジャミン・フランクリン、医師で哲学者のアルベルト・シュバイツァー、物理学者のアルベルト・アインシュタイン、英国首相を務めたウィンストン・チャーチルなど、学術、芸術、ビジネス、政治など幅広い分野から選ばれた会員が名を連ねており、同アカデミーの会員となることは米国で非常に名誉なこととされています。

今回選出された第236代会員の中には、フィールズ賞を受賞した数学者アンドレイ・オクンコフ氏、ボツワナ共和国前大統領フェスタス・モハエ氏、自閉症を持つ動物学者として映画の主人公にもなったテンプル・グランディン氏、アスペン・インスティテュート所長で著作家のウォルター・アイザックソン氏、ジャス奏者で作曲家のウェイン・ショーター氏も含まれています。2013年には Kavli IPMU の村山斉機構長も会員に選出されています。

アメリカ芸術科学アカデミー新会員の就任式典は2016年10月8日に同アカデミー本部のある米国マサチューセッツ州のケンブリッジで行われます。

大栗氏は今回の選出に際し、「飛行場に降り立ってメールを開けたら、先輩会員の方々からのお祝いのメッセージで溢れていたので驚きました。このように歴史と名誉のあるアカデミーの会員に選ばれて光栄です。これを励みに、ますます研究に精進いたします」とコメントしています。

関連リンク
アメリカ芸術科学アカデミーのプレスリリース(英語)

今回選出された会員のリスト

大栗博司氏のホームページ

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